生きたまま埋めるのはかわいそうだよ

シュールな世界観がいいね~って棒読みで言って

2023.12.20

・『正欲』を観た。おもしろかった。途中トイレに行った。水に興奮する人の話。登場人物の多くは理解されないことに深い諦めを抱えていた。

・僕も僕なりに生きることの耐え難さを抱えている。あなたがきっとそうであるように。傷ついた人同士ならわかるものがあるのがしれない、と思ってしまうのは多分間違いだ。Twitterでも、なにか抱えていそうで、話を聞いてほしそうだと思ったときに話しかけることがある。でも、その全てがすれ違いだった。僕とあなたの傷つき方は違うし、この世界への違和もそれぞれ違った形で感じている。だから結局わかり合えない。

・自分がおかしいことを多くの人は放っておいてほしそうだ。『正欲』の登場人物たちもそうだった。僕は放っておいてほしくはない。もっと構ってほしい。自分というつまらない枠組み、自分の輪郭を揺るがしてほしい。もっと不法進入してほしい。でも、人はもっと面白いエリアに出入りしているみたいだ。

・ずっと同じところを行ったり来たりしている。他者と関わることを、諦めようとしたり頑張ろうとしたり、繰り返している。あなたはきっと、僕に話したいことなんか一つもなくて、僕はその事実を悲しく思う。

2023.12.17

・もう全部やめるか、と思うが結局やめられない。生きるのが本当にめんどくさいが死ぬ勇気はない。だから生きるのだが、生きていくのはつらく、何か道標がないとやってられない。

・いまの目標は小説を書くというものだ。小説というジャンルは漫画や音楽ほどは人気がないから、あまりみんな読まないと思う。だから意味ないかも、と少し思うが、じゃあ絵を描いたり、音楽作ったりで、いいものを作る自信あるのか?と訊かれたら全くない。

・小説を書くのが自分のやることの中で一番形になりそうだからやるだけだ。

・今日、小説が書けていない。やる気が起きない。いま書いてる小説を面白くする自信がない。すでにつまらないのかもしれない。

・やっぱり自分の中でストーリーを練る脳と、文章に落とし込む脳はまったく違う。それを両方考えるというのは、負担がデカすぎる。

・今回また、ストーリーを決めずに書き出してしまった。それでは掌編しか書けない。集中力が持続しない。

・なので、今からストーリーを作っていきたいと思う。あまりお行儀のいいことは書きたくない。あと、ワナビーの話は書き飽きた。やっぱりワクワクする展開が必要だろう。超常現象は今回無しにしたい。恋愛のあれこれも無しにしたい。町田康や、阿部和重は上記を守った上で面白い作品を書いている。

 


・話は変わるが、恋愛について。こちらに対して質問してこない人というのは、こちらに興味がないということだ。そっから興味を惹こうとするのって相当キツイ。

二村ヒトシの本にも書いてあったが、モテたかったら、まず自分の好きなものに一生懸命取り組め、ということだった。もううろ覚えなので、自分の解釈になってしまうが、結局自分の人生を楽しんでいない人なんて、誰も魅力を感じないということなんだろう。

・引き続き相手は探していきたいが、そこに執着するというよりは自分の人生を充実させたいと思う。それには、小説を書く必要があり、小説を読む必要があると思う。

・(二村ヒトシの本読んだことあるの、恥ずいから言うのやめとけ)

2023.06.10

・けっこう前からTwitterで知り合いだった人とカレーを食べに行った。うまかった。最後の方結局また人生相談をしてしまった。

・この日記をはじめて一年になる。なにか見えて来るものがあるかと思った。自分で勝手にやっていただけの話だが、チキンを食べるように自分の肉を削いでいって、細い骨だけが残っている状態だ。骨の状態の自分に出会えたというのが収穫だろうか。こんなんじゃ全然ダメだということがわかった。

・アニメ好きの中学生とかが、左向きのバストアップの絵しか描けないのに「はじめてメガネキャラを書きましたが、顔とメガネのバランスが難しかったです」とか書いたりすることがあるけど、あれを大人になってもやってる感じが自分自身にもある。

・というわけで、アニメ好き中学生が、誰も読んでないSSを未完のまま終わらせるときみたいなことを言いますが、この日記を毎日書くのは、一旦終わりにします。とはいえ、感情の捌け口がなくなると困るかもしれないので、今後もなんらかの形で不定期で更新すると思います。

・文フリの時「読んでます」と言ってくれた方や、いつも☆をつけてくれた方、その他にも読んでくれた方には感謝を述べたいです。ありがとうございました。

2023.06.09

・『スキップとローファー』のアニメを観る。心が洗われるようだ。江頭さんという、すごくかわいいわけでないが、華やかなグループに属しており、他者の立ち位置をジャッジした上で、自分に有利になるように立ち振る舞うキャラがいるのだが、彼女のずるさがうまく機能しないところが切ない。他者をジャッジし、己と比較して、上か下かを即座に判断するという姑息さは、おれの中にもある。結局そのジャッジという身振りが、自分の格を下げることになるだけなのだが。

・いや、漫画で読んだときと同じ感想じゃん。アニメならではの感想とかないのか。志摩くんの声がイメージと違ったかな。

・仕事をしていると思うこと。わからないことがあったりして、誰かに話しかけるとき、その相手は作業の手を止める。ときには、作業の中断を不快に思うかもしれない。他者に働きかけるということは、相手の調和を乱すことでもある。

・もし、他者の調和を乱すことを完全に回避しようと思ったら、誰とも関わることができなくなる。誰とも関わらずに生きることはできない。部屋に一人でいてもわかることだが、他者の手を介していないモノ・サービスはひとつもない。

・我々は、ある程度は相互に調和を乱し、ストレスを与えあいながら、生きていくことになる。そのダメージをなるべく減らすために、挨拶や敬語といった儀礼的な概念があるのだろう。

・かなめくんと会ったときに「自分の○○というところが嫌でつらい」みたいなことを言っては「まあいいんじゃない?そんなに○○な感じしないよ」的なことを言ってもらったが、もしかしてこれって「言わせ」てる?とも思った。「自分ほんとバカで〜」みたいなのは、本当に自分をバカと思っている人からは出ないセリフだ。ダメージを回避するための、先回り自虐みたいなのを繰り返していると、どんどん自分が小さく、小狡い、卑しい存在へと変貌している気がする……というのも一種の先回り自虐か。

・胸張って生きようとすると尊大になってしまうし、反省して謙虚に生きようとすると卑屈になってしまう。結局うまい具合にバランスを取らなければならないんだろうなあ。

2023.06.08

・仕事で病院に行った。帰りに近くのショッピングモールで本を買った。

・僕が咄嗟に思う「死にたい」はだいたい嘘で、ほんとの感情があるはずなのだが、うまく名づけられない。「ゲームでいうところのPAUSEボタンを押したい」とかが一番近いかも。

・この世界に新たな価値を付与している人っているじゃないですか。なんだろう。濱口竜介三宅唱の映画は胸に迫る。あと僕は音楽を作る人の中だと圧倒的にボーカリストが好きだ。いい歌を歌うことのできる人はありがたい。木下理樹もいいボーカリストだ。

・文フリで買った「いしゃどう」さんの『ポ他人』という本もすごく面白い。いしゃどうさんの世の事物に向ける視線は凄まじくて、到底敵わないから辛くもなる。新たな視点を提示している人として、尊敬している。

・鳥羽シェフがどこかを指差してるときの広末の表情が美しくて、保存しようかなと思ったんだけど、なんか「おれ、俗物だな」と思って、やめた。

2023.06.07

・有休。洗濯をしたり、目玉焼きを作ったり。

・たまたまYouTubeのおすすめで出てきた「ヘアピンまみれ」というVtuberの動画を見ていた。「カーッ!」っていう音が出る楽器、「ビブラスラップ」を自力で工作していたり、虫やザリガニを調理して食べていたり、面白い。喋りの中で出てくる固有名詞も「ルークスカイウォーカーの実家」等、独特で、ベクトルは異なるが月ノ美兎を彷彿とさせる。小学生の頃からYouTubeが好きだったと言っており、たぶん5〜10ほど年下なんだろう。すごいなあ。

・夜、野菜炒めを作ったら、かなり美味しくできて感動した。特に肉。うれしい。

松浦理英子ナチュラル・ウーマン』読み終わった。面白かった。面白かったけど、こんなこと言っていいのかアレだけど「全然、現代社会の諸相と切り結んだりしないんだな」と思った。いや、もちろん、まったく社会と乖離しているということはないのだが、それよりは、ミクロな関係性を描いたといった印象を受ける。女性同士の愛と憎悪、愛撫と暴力の話で、読んでる最中は面白かったけど、あんまり引っかかるものがなかった感もある。

・22時、ちょうどなんにもやりたいことがない。

・虚無タイムを使って小説を500字くらい書いたので、偉かった。

・今日、一瞬、人間や社会から離れたすぎて「石」を集めるという趣味にハマろうかな、と思った。いまのところそんなにやる気はないが。

・人間の、一人では生きていけない感じ、生き物として悲しすぎる。

2023.06.06

・最近のムード。文フリからやや時間も経ち、次の文フリのことも考えてなくはないけど、基本的にはぽかんとしている。仕事嫌いが激しくなっていて、梅雨時で気候もよろしくなく、どんよりとしている。

・自分が「センスがいい」と思うものと、自分が「無自覚に好き」なものって、違うなあと思う。たとえば僕は回転寿司ではサーモンを食べることが多いが、サーモンを食べていることを人に知られたくはない。センスないので。YouTubeVtuberの切り抜きや、バラエティ番組の切り抜きを見ていることも、バレたくない。読書している時間よりスマホを見ている時間の方が百倍くらい長い。ほんとは読書した方が豊かだし、格好もいいのに。自分ってそういう人間だよな、という諦めもある。

・というのは、結局自意識の問題に過ぎないんだけど。

・小説については、「本当はこういうのが書きたい」という理想があるものの、到底書けないので、「ぜんぜんイケてないけど自分らしい」ものを書いている。がんがんサーモン食べてる。