生きたまま埋めるのはかわいそうだよ

シュールな世界観がいいね~って棒読みで言って

2021.04.13

・『風の歌を聴け』をkindleで読んでる。冒頭のかっこよさに痺れる。語り手による「これからこんな文章を書きます」という宣言だ。もはやTHA BLUE HERBのBOSSの「孤憤」とかC.O.S.A.の「Word for C-City」みたいじゃないかと思った。

・僕が一人称で書かれた文章を好むのは、「物語」より「意見」や「思想」が好きだからだと思う。「思想」が好きならフーコーとかデリダとか読めばいいじゃないかという気もするが、ああいうのは難しくて読めない。あくまで学問的でない、軽いエッセイみたいなのが好きなのかもしれない。しかし、いわゆる「エッセイ」を好んで読むわけではない。「極私的な哲学」みたいなのが好きだ。

・リアルで接触する人はみな『呪術廻戦』を読んでいる。『チェンソーマン』はほとんど読まれていない。『呪術』を読んでるやつが陽キャで、『チェ』を読んでるやつが陰キャだ。

・『呪術』とか『鬼滅』とかバトルばっかりで好きじゃないです。『チェ』は作品世界の成り立ちが明らかにされていく感じが好き。これは『鋼の錬金術師』が好きなときから変わってない。勝ち負けとかどうでもいい。バトルより恋愛が好きだ。恋愛の話ばっかり読みたい。『娘の友達』はマジで苦々しい終わり方だった。もっとふつうにエッチな漫画になって欲しかったけど、すごい誠実だと思う。誠実だからなんなんだ、という気もするが。

・朝起きて知らない女が隣にいるというシチュエーションに憧れる。『風の歌を聴け』にそういうくだりがあった。僕は車を運転することもできない。免許はもっているけれど。

・大豆田とわ子!!!フレシノ!!!

坂元裕二は苦手なところもあって、『大豆田』においては、パスタが雪崩れてくるくだり、岡田将生のセリフ全般、こちら側のどこからも切れない醤油パック等に苛つきはしたものの、概ね楽しく視聴した。令和にもなって「醤油パックあるある」はさすがにダサすぎるって!

・まだドラマを楽しむ感受性が自分に残されていた。しかしそれもまた、「人生」や「結婚」や「恋愛」といった、自分に引き寄せて考えられるテーマを扱っているからかもしれない。松田龍平は思ったより顎の下が弛んでいて加齢を感じたが、しかし紛れもなくセクシーだった。

・フレシノ!!!